テーマ型提案制度

【No.41】東山植物園内移動モビリティのさらなるバリアフリー化

  • 健康・福祉
  • 観光・文化・交流

募集期間

2024年10月16日~2025年03月31日

担当課

緑政土木局東山総合公園再生整備課

本課題のポイント

解決したい課題

高低差が大きい東山動植物園の植物園内において、車いすで来園される方の移動に関するバリアフリー化を進めたい。

想定する解決策

車いすのままで乗ることができるモビリティの開発など、車いすの方が制限・ストレスなく移動できる手段を提案してほしい。

提案者側の想定メリット

・取組は同様のニーズを有する他の施設等への横展開が可能
・知名度の高い東山動植物園を実証実験の場として活用可能
・実証の翌年度以降に本格的な発注(公募)の可能性あり

公民連携に期待する事項

・既存のモビリティでは、東山動植物園の地形や、歩車分離されていない環境に適合するような、車いす対応の製品が存在しない。
・本園をきっかけとして、バリアフリー化されたモビリティ等の開発に関与し、本分野のリーディングカンパニーになってほしい。

本課題の詳細

東山植物園について

 

2027年には開園90周年を迎える東山動植物園。年間260万人という入園者数は、恩賜上野動物園についで全国 2位を誇り、既に全国的な知名度のある公園です。面積約60haの緑豊かな敷地には、動物園、植物園、遊園地、東山スカイタワーなど、1日では観て回り切れないほど様々な魅力にあふれています。休日には、開園前から入園待ちの列ができるほどで、家族連れを中心に多くの市民や動植物ファンの方に楽しんでいただいています。
東山動植物園の中でも東山植物園は、約7000種の植物を保有し、国指定重要文化財の温室前館や、              100種  1000本の桜を集めた桜の回廊など、多くの見どころがあります。また、春には春まつり、夏にはナイト ZOO&GARDEN(夜間開園)、秋には秋まつり・もみじ狩りなど、季節ごとに様々なイベントを実施しています。

 

 

本課題の背景・現状

 

植物園は特に高低差が大きく、主要園路に電動カート(植物園カート)を運行し、来園者の輸送を行っています。現在導入している車両においても、高齢者や足の不自由な方の移動手段として一定の効果を上げていますが、車いすの方が利用する場合は、車いすを折りたたんでカートの座席に乗り換えていただく必要がある等、利用に制限もあります。

 

 

実現したい未来

 

・車いすの方がストレスなく園内を移動することができるようにして、さらなるバリアフリー化を図り、来園される誰もが楽しめる植物園を目指したい。
・車いすの方が同行者の方と一緒に園内を移動することができ、また、移動中の園内の風景も楽しむことができるようにしたい。

 

 

提案してほしいこと

 

高低差が多く、広い園内を、車いすの方が制限・ストレスなく移動できる手段を提案してほしい。
車いすのまま乗り込むことができる、新たなモビリティの開発のほか、既存のモビリティの改良などの提案もいただきたい。

※モビリティについては、狭い園路を歩行者と共有するため、車幅は1,500mm以下で、低速で安定して走行でき、運転手からの見通しが良いモビリティであることが望まれる。
また、現状と同程度の輸送能力確保のため、乗車人員7人以上とし、運行ルートの都合上、最小回転半径6m以下、脱炭素の観点から電動であることを希望。
(ご提案いただける範囲内で、詳細は要相談となります)

 

提案者側のメリット

 

・全国的にも知名度のある東山動植物園の植物園内において、現行のモビリティに加えて、新たなモビリティの試験運転などの実証実験が可能。
・類似の施設で抱える同様の課題であり、他の施設への横展開の可能性がある。
・提案内容を踏まえた上で、実証実験の翌年度以降に本格的な発注(公募)の可能性がある。

募集概要

担当課 緑政土木局東山総合公園再生整備課
担当部署の事業の概要 ・東山総合公園の施設整備
検討経緯・これまでに実施したことがある施策等 ・R3年度に電動カートを導入。
・R6年度中に新たな電動カートの追加を予定している。なお、R5年度に調査を行ったが、条件に合うモビリティは見つけられなかった。
提供企業に求める専門性 ・モビリティ製作メーカーまたは改良企業として、走行性やバッテリー機能等に係る専門的な技術と、導入後の安定した保守・バックアップ体制があること。
・一般的なカートと同程度の導入費用や保守点検等のランニングコストであること。
提案できるリソース等 ・園内での試験運行および運行データ
・現地調査受け入れ
実施予定時期 令和7年度までに実現希望(時期的に要判断)
提案の選定方法 令和7年度までに実現希望(時期的に要判断)
予算措置の可能性 次年度以降は予算措置を検討中
備考/その他参考情報

・東山動植物園 園内MAP(MAP中に園内バスのルートの記載あり)

https://www.higashiyama.city.nagoya.jp/maps/