企業・団体名 | 株式会社丸菱製作所 |
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所在地 | 愛知県春日井市大手町字川内1045番地 |
代表者氏名 | 代表取締役 戸松精三 |
取り組みたい市の課題 | 産業振興, DX |
課題解決に向けた自社の強み | 小売・製造・運輸 |
強みを活かして取り組んでみたい内容 |
2000年より半減しているモノづくり事業者数は内訳をみると規模の大小で2極化している。 30名以上の企業が91%にとどまるのに対して、3名以上29名以下の事業者は44%に減少している。 メーカー、tier1、tier2、tier3など仕事で階層化されている中、tier2以下を占める実際に加工をしている、手を動かしている企業が減少していることを指している。 現在はtier1がその減少を複数社対応や、自社対応をしながら対応していることで、メーカーや一般社会からはこの問題は見えてこない。しかし次の20年需要側ではなく供給側からこの先日本がものづくり立国でいられなくなる未来が見えてきている。 弊社はメーカーの一次請けとしてtier1としての立ち位置と、ニッチな加工技術を有することや、社内一貫生産を行うことによってtier2、tier3の立ち位置の悩みを共有できる立ち位置にいる。 人手不足に騒ぐ対岸で仕事がなく帰休をしている企業がいるひずんだ産業構造を解決すべく、生産リソースの二次流通の市場を作る、技術を出品する製造業のフリマサイトASNARO(アスナロ)として、加工工程単位で受発注を行う技術のECサイトを立ち上げ、中小企業中心に現在330社の登録がある。 会員拡大のために500社以上まわった知見や、製造業が現在持つ課題を社会に共有し、継続できる枠組みを社会の中に作っていきたい。 |
他の会員と連携して取り組んでみたい内容 |
自社の取り組みは基本的には中小企業同士のリソースのシェアによる、リソース活用を行うことで供給の維持と供給側の事業継続を図ったものであるが、継続だけを目的としてしまうとやがてはじり貧になってしまうことを危惧している。 弊社の目指す先々の取り組みは互助的な機能だけでなく、閉鎖的なサプライチェーンの商流を開放することで、誰でも我々モノづくりのリソースにアクセスできるようにすることである。「モノづくりの民主化」現在は大手メーカーの試作部門がプロダクトアウトで出す新製品だけでなく、インフルエンサーやスタートアップがクラウドファンディングを用いながら小規模にマーケットアウトで新製品を作ることができる時代になってきている。 現在はクラウドファンディングのほとんどが中国製になってきている傾向があるが、そこに日本の中小企業が持つ技術を活用できるようにしていきたい。 技術の二次流通だけでなく、新しい一次流通先を作ること、また新製品ができる前のゼロ次流通ができるようになることで、モノづくり産業の発展ができると考えている。 ものづくりスタートアップ企業、プロダクトデザイナー、投資家、クラウドファンディング企業、各商工会議所、市、県等の公的機関と連携を検討したい。 |