令和4年12月22日 協定締結
名古屋市と包括連携協定を締結している企業・団体の社会貢献の取組について、
学生が自ら取材を行い、記事を作成するプロジェクトを実施しました。
学生が作成した記事(NAGOYA CSR Report)はこちら (令和5年12月発行)
~歯学部の歯科公衆衛生における協力~
県内で唯一歯学部を設置している大学として、その特色を活かして歯科公衆衛生において名古屋市と協力しています。
令和4年度には歯周疾患検診の対象年齢が拡大され、対象年齢として20歳、25歳、30歳、35歳が新たに追加されました。これを受けて、若い世代の検診を促進させるため周知活動について協力しています。
下の写真は名古屋市の担当者と歯学部の学生が、リーフレットなど広報戦略を練りながら周知方法について協議を重ねている様子です。今後も、歯学部を中心として薬学部や健康科学部などの医療・運動・栄養など異なる専門領域から総合的に名古屋市の健康増進の取り組みに協力していきます。
~地域の課題を考えるワークショップ「サステナまち計画」~
「サステナまち計画」は、地元企業、名古屋市北区役所及び愛知学院大学による産官学連携によるまちづくりワークショップです。令和元年度よりスタートしたこの企画の趣旨は「持続可能な地域づくり」です。
本学は、この活動を通して若者の社会参加・参画の促進を目指しています。地域における課題等をテーマにして、大学生だけではなく、社会人や中高生と一緒にワークショップを行います。令和元年度は「高齢化に伴う様々な課題」、令和2年度は「防災」、令和3年度は「創ろう!ずっと好きなまち」、令和4年度は「歩いて発見!北区の魅力」をテーマに実施しました。
産官学連携の実行委員会(サステナまちプロジェクト)が、このワークショップの開催に向けて協議を重ねています。さらに、この実行委員会で培われた関係性から、別の連携事業も創出されています。そして、ワークショップの最後に、「持続可能な地域づくり」に若者の参画が増えるようにボランティア活動やまちづくり企画を案内しています。
~市民向け講座~
愛知学院大学では、市民向け講座を開講しています。大学が主催する「モーニングセミナー」は、毎月第2火曜日の朝7時より楠元キャンパス(名古屋市千種区)の110周年記念講堂において開講されています。これまで開講数は200回を超え、受講者は毎回150名以上であり、盛況を博しています。
また、毎年春と秋に実施する大学主催の「公開講座」では、期ごとに総合テーマを決めて、総合大学としての特色を生かして複数の学部の教員がそれぞれの異なる専門分野の観点から、テーマに沿った講演をリレー方式で行っています。令和4年度の総合テーマは、春期は「人間とは何かを多面的に考えてみよう」、秋期は「民主主義とは何かをもう一度考える」でした。
さらに、名古屋市の生涯学習センターの連続講座と連携して、身近な法律問題を取り上げる「くらしの法律シリーズ」を開講しています。
名古屋市との連携講座「なごや健康カレッジ」では、健康寿命を延ばすための心身の健康づくりをテーマに、運動と食事について全6回の講座を開催しました。
名古屋の歴史、文化に根ざしたイベントである「やっとかめ文化祭」では、まちなか寺子屋で毎年名古屋の文化に関する講座を開催しています。
今後も、各種の市民向け講座の充実を図っていきます。
~名城公園キャンパスの防災に関わる連携協定~
大規模災害時における施設協力について、愛知学院大学名城公園キャンパスは名古屋市と2つの協定を結んでいます。
1つ目は、「大規模災害時における避難者の受入れに関する協定」です。広域的に浸水することが想定される場合に、避難者をキャンパスに受け入れます。また、公共交通機関の停止による帰宅困難者の一時的な受け入れも行います。
2つ目は「医薬品等の供給センターの設置に関する協定」であり、名古屋市地域防災計画に基づいて供給センターを設置する必要が生じたときに、名城公園キャンパスを医薬品の供給センターとして提供します。
名城公園キャンパスは「環境配慮型エコキャンパス」として、省CO₂を実現しながら非常用発電機、太陽光発電及び蓄電池などを設置しているため、停電時でも非常用電源を確保できます。また、キャンパスが立地する北区清水学区(自治会)とは、大規模災害時の支援協力として、一時避難場所としての地域防災協力事業所に関する覚書を締結しています。
~中学校向けキャンパス体験教育プログラム~
中学校の課外授業における大学の協力について要望が増えていることを受けて、愛知学院大学は中学生向けの体験教育プログラムを策定しました。
名城公園キャンパスのキャンパスツアーに参加するなかで、このキャンパスの特色である「環境配慮型エコキャンパス」の仕組みについて知ってもらい、本学のSDGsの取り組みのひとつである環境エネルギー問題について理解を深めてもらいます。また、教員や学生がSDGsに関する具体的な取り組みを紹介して、一緒に社会課題について考える機会を提供します。
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